SEMAは機能安全登録証明機関として、機能安全指針1に基づき適合性証明を行っています。また、評価は機能安全指針に対してだけではなく、同指針に引用されている IEC 61508や ISO 13849、分野別規格に引用される機能安全評価も含まれます。
以下が分野別規格の代表例です。
- IEC 61800 – 5 – 2 ( Adjustable speed electrical power drive systems )
- ISO 13849 – 1 / – 2 ( Machinery )
- IEC 62061 ( Machinery )
- IEC 61511 ( Process Industry )
- ISO 22201 ( Lifts and Escalators )
- IEC 61784 ( Industrial communication networks – Functional safety fieldbuses )
- IEC 60079s ( Electrical equipment for use in explosive atmospheres )
- EN 80079s ( Non – Electrical equipment for use in explosive atmospheres )
- ISO 10218s ( Robots and robot systems and integration )
- EN 50402 ( Gas detection system – Functional safety )
評価対象 | 種別 | 評価内容 |
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製品 | 1 | ランダムハードウェア故障 ( random hardware failure ) 評価 |
2 | ソフトウェア開発における決定論的原因故障 ( systematic failure ) 回避評価 |
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事業者 | 3 | 事業者システム評価 ( 安全要求仕様、ハードウェアの設計 · 製造 · 設置、および、運転、 ソフトウェアの設計 · 実施、その他ヒューマンエラー回避 ) |
種別 1 : ハードウェアのみの評価を行います。ソフトウェアが絡む場合においても事業者様のご意向を踏まえ、種別2を含まず評価します。
種別 2 : ソフトウェア開発、維持管理においてヒューマンエラーが介在しないシステムが構築されているかを評価します ( Vモデル含む ) 。1. 機能安全による機械等に係る安全確保に関する技術上の指針 ( 平成28年 厚生労働省告示 第353号 )
種別 3 : 製品に関係なく、事業者様のシステムが機能安全運用に適しているか評価、確認します。同一システムを適用して製品を開発する場合には、種別3の評価を重複して行いません。
製品を機能安全要求事項に満足させながら継続生産していくには、種別 1 – 3すべてを同時に満足しないといけません。 しかし、そのためには手間暇、費用を要するために同時に進めることが困難なこともあるかと思いますので、導入方法に関しては、ご相談に応じさせていただきます。 重要なのは、世界の潮流に乗り遅れることの無いように今から機能安全を導入して行くことです。