朝は元気に仕事に出た家族の一人が、夜になるとすっかり変わった姿で帰宅する。
それはとても悲しいことです。
残念ながら、これは世界のどこかで毎日起こっていることだろうと思います。
被害者本人の無念さだけでなく、ご家族の皆さんはもちろん、お知り合いの方々も含め一生その悲しみを背負っていかなければなりません。
SEMAは産業界に対して 「 赤ちゃんからお年寄りまで、すべての人の命を守る 」 という理念のもとに設立され、2016年1月1日に活動をスタートさせました。
この小さな一歩を大きな波に繋げるため、SEMAスタッフ一同、尽力してまいります。
皆様の良きパートナーとして、共に成長していく所存です。
皆様のご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
− SEMA設立に込めた思い
石田豊 / 代表理事

SEMAからのご提案

認証や検定に使われる規格類の宿命は、それらが発行されたときにはもはや一昔前の技術に対する試験、評価を規定していることです。 この宿命を理解するならば、
- 先端技術をカバーしていない規格 · 基準に適合させることに汲々としている必要はありません。欧州では、1970年代に " その時の最新の技術で安全を構築する ( State of the arts ) " という考えが提案されています。したがって、製造者や事業者の方々は、現状のパワーを先端技術の開発に振り向けるべきだと考えます。
- 苦労の結果、先端技術を開発できたなら、今度はそれを試験、評価する技術を開発し、その結果をマーケットに受け入れてもらわなければなりません。マーケットに受け入れてもらうには第三者の力を使うことが近道だと考えます。
製造者や事業者の方々が、規格 · 基準に適合させること、また、新しい技術で製品開発し、それをマーケットに受け入れてもらうこと、このような活動にSEMAは支援させていただきたいと考えています。
どうか、皆様方のR&Dやマーケティング活動等にSEMAを活用していただければ、と思います。その結果、事故や災害が減り、地球環境負荷が低減できることをSEMAは望んでいます。